部屋の壁のリフォームの気になる費用と相場は?
壁をリフォームするのにいくら必要なのでしょうか?
リフォームで壁材の変更は欠かせません。
床と合わせて変える事で見違えるような空間に仕上げることができます。
色や素材を変える事で落ち着いた雰囲気にしたり、ぱっと明るい雰囲気にしたりと部屋の目的に合わせたり、住んでいる人の好みでいろいろなコーディネートを楽しむ事ができます。
そんな内壁のリフォームに必要な費用を調査してみました。
壁のリフォームの費用と相場
壁材の変更 5万円〜18万円
- 左官仕上げ 費用:高
左官職人が壁に石灰や土、セメントなどを組み合わせた材料を塗って仕上げる壁です。
漆喰や火山灰などの堆積物などを原料とした自然素材、土壁などがあります。
現在では珪藻土や火山灰を主体としたものが人気です。左官壁の特徴は調湿効果や消臭効果です。
また塗り重ねて厚みがでるので保温性や断熱性も向上します。デメリットは費用が高くなる点です。
職人が手で塗って仕上げるので手間と時間がかかります。
また乾燥させる必要があるので、その分時間とコストがアップします。
また出来上がりも職人の腕とセンスに左右されます。 - ペイント塗装 費用:中
塗料による仕上げは、好みの色を作れることができます。
調合次第で微妙な色を調整できます。
リフォーム時の塗り替えも簡単です。
色に飽きたり、汚れたら手軽に塗りなおすことができます。内装の塗装には、エマルジョンペイント(EP)・塩化ビニル系ペイント(VP)などがあります。
【塗料の種類と特徴】 種類 特徴 アクリル樹脂 エマルジョンペイント
(AEP)水溶性。 アクリル(合成樹脂)と顔料が主原料。
耐侯性・補色性に優れており、摩擦にも強い。酢酸ビニル樹脂 エマルジョンペイント
(EP)安価な塗料。 種類も豊富なので多く使用されている。
また、安全で無公害。塩化ビニル樹脂 エマルジョンペイント
(EP)耐水性が必要な場所で使用される。 光沢がある。
※耐侯性:屋外で使用する場合の耐久性のこと。
塗料で仕上げた壁は、光の当たり方や面積などで色の見え方が変わってきます。
広範囲を塗る前に、試し塗りをしてもらい確認をしたほうが良いでしょう。
- 壁紙(クロス) 費用:低
和紙など紙を使った「紙クロス」。
布を使った「布クロス」。
合成樹脂などの「ビニルクロス」があります。特に、ビニルクロスは工期や費用が少なくすむことから一般的に利用されています。
またデザインも豊富で耐久性が高いのも特徴です。最近は防汚機能や消臭・抗菌機能を持つビニルクロスもあり一般家庭だけでなく、病院や高齢者施設でも使用されています。
間仕切壁の設置 7万円〜15万円
大きくなった子供に各々個室を与えたい。
そんな時は大掛かりなリフォームで間取りを変えるよりも、子供部屋を間仕切壁で仕切ってしまった方が費用が安くすみます。
ただし、出入り口や収納を増やすために追加工事が必要な場合があります。
新築時に将来子供部屋を二つに仕切ることを予定して間取りを設計している人もいます。
壁の撤去 3万円〜8万円
子供が独立して空き部屋が増えたならば、壁を撤去して広々としたスペースを確保するのもリフォームでは良くおこなわれます。
この場合壁の撤去費用はあまり掛かりません。
ですが、壁の撤去後の床と左右の部屋の床は同じでは無いのでなんらかの処理が必要になります。
壁の撤去後の床のみを埋めるだけならば安くすみますが、フロア全体を統一する場合は張替えるので必要な金額が高くなります。
関連記事:マンションで壁の撤去にかかる費用は?
壁や床の内装材は建築基準法により、シックハウス対策を義務付けられています。
これはホルムアルデヒドなどの健康を害する物質が建材から揮発するのを規制しています。
内装材などの建材は、ホルムアルデヒドの発散量を☆の数で示しており、星4つ「F☆☆☆☆」が最も発散量が少ない建材となります。
現在国内で流通する内装材はほとんどが「F☆☆☆☆」ですが、念のため確認するようにしましょう。
※次のものは対象外:無垢の木材、石膏ボード、タイル、レンガ、ガラス、漆喰、ブラスタ、コンクリート、モルタル、アルミ板、ステンレス板など
壁紙を変えることで気分をリフレッシュしよう
壁の面積と壁紙の種類などについては、面積によって単価が決まっている業者がほとんどです。そう言った費用の面を考えて安い建築業者を探す事も良いリフォームを行う上では重要です。
壁紙の種類なども沢山あり、カラフルなバリエーションのものや、落ち着いた感じの壁紙があったりと、種類も多彩に用意されています。
壁紙の張替えだけでも雰囲気を全く異なるものにできます。
リフォームを行う醍醐味としても、気分をリフレッシュできる面があります。
長年住みなれた部屋でも壁紙を変更する事で、心機一転新しい気持ちで生活することができます。部屋に飽きたと言ったら変かもしれませんが、変化の無い日常に流されているような気がしている人は思い切って変更してみるのも良いでしょう。
部屋壁リフォームのトラブル
中古マンションを購入して、リフォームを行いました。
内装だけの簡単なリフォームなので近くの業者にお願いしましたが、できあがりは酷いものでした。
特に壁紙です。
触らなくても見ただけでわかるほどデコボコしていて、まるで素人が貼ったかのような雑な仕上がりでした。
文句を言ったら、壁の状態が悪すぎたと言われました。
3部屋リフォームをして、部屋ごとに壁紙を変えたのに出来上がったら全部同じだった。
見積もりの時に分かっていたので指摘したら、間違えたので直しておくと言われたのでそのまま契約しました。
少し不安だったけど、大丈夫だと思っていたのにひどすぎます。
直すように言ったら見積もりに書いてあるのでダメだと言われました。
信頼できる業者を選ぶ
壁紙を貼ることは実は素人でもできること。
でも、キレイに貼るにはそれなりの技術が必要です。
壁紙を剥がすことから始まり、劣化具合を見てパテなどで下地処理をし、不陸状態(デコボコ)にならないように貼る。
職人さんの腕の見せ所です。
ですがリフォームは素人でも参入できる市場なので、プロ(職人)とは呼べない素人が施工しているケースがあります。
そんな業者は生き残れないと思われるでしょうが、そこはセールストークが達者な営業が言葉巧みに消費者を諦める方向に誘導するのです。
つまり泣き寝入りです。
そんな状況に陥ってしまったら最後まで断固抗議するべきですが、そもそも質の悪い業者に依頼しないことが肝要です。
それには複数の業者から相見積を取って、しっかりと比較することが大事です。
面倒だからと、近くのリフォーム業者だけに依頼するのは自分からトラブルを招いていることと同意なのです。
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(2019年9月集計)